中古車の購入は販売店とディーラーでどう違う？注意するポイントを解説！
中古車購入には、いくつものメリットがあります。近年は、ネット上の個人オークションやフリマサイトなど、さまざまな方法で車を購入することが可能です。実車を確認のうえ購入する方が後悔することが少なく済みます。
販売店やディーラーで購入する方法は一般的ですが、どう違うのでしょうか。それぞれの違いを解説します。メリット・デメリットをきちんと把握して、自分に合う購入方法はどれなのかを検討してみましょう。
※目次※
・販売店での中古車購入は低価格で幅広い選択肢があることがメリット
・購入希望車のメーカーが決まっているのであればディーラーでの購入を検討してみよう
・予算や車種が決まったら見積もり後に契約となる一連の流れを覚えておこう
中古車の購入で販売店が向いているのはこんな人
国内には数多くの中古車販売店があり、規模や取扱車種はさまざまです。中古車購入経験者の口コミを見ると、販売店とディーラーそれぞれのメリット・デメリットが書かれていることに気づきます。実際のところ、どちらで購入した方が良いのでしょうか。
どちらが良いかは一概には言えません。自分の求めているものや性格により、異なることが一般的です。最初に、販売店での購入が向いている人のケースをご紹介します。
低価格帯の車をお探しの方
少しでも安く車を購入したいと思っている方は、販売店での購入がおすすめです。販売店でも高額車両を販売しています。しかし、車体の価格帯が広く、低価格帯の車が豊富に流通していることが現状です。
大抵の中古車販売店では、消費者動向に合わせて需要と供給のバランスを上手に保っています。また、車がさほど綺麗ではなく現状渡しでも構わない、という消費者が一定数いることも事実です。低価格対の車を探している場合は、販売店で選んでみましょう。
たくさんの車種から車を選びたい方
販売店には、地域に根差した個人経営店から全国展開する大手チェーン店までさまざまです。なかには、特定の車種に強い専門店もあります。たくさんの車種の選択肢があることが販売店で選ぶ醍醐味です。
同じ車種でもグレードやオプションの違いを確認できたり、メーカーオプション装備車を選べたりできるのは、満足いく買物の助けになります。多くの車種から車を選びたい方は、豊富な在庫がある販売店での購入がおすすめです。
購入業者を複数から選びたい方
購入業者を複数から選びたい方にも、販売店での購入がおすすめです。ディーラー・販売店問わず、店舗スタッフの対応やサービスが個々で違うことがあります。自分の必要に合ったサービスをしてくれる店舗に出会えるときは嬉しいものです。
複数店舗に問い合わせてサービス内容を確認したい場合は、販売店の方が圧倒的に店舗数が多いため、比較検討できるでしょう。
中古車の購入でディーラーが向いているのはこんな人
一方、自動車メーカー系列のディーラーで購入する場合にもメリットがあります。通常、ディーラーでは扱っているのは新車です。近年少しずつ増加していますが、店舗によっては中古車を扱っている場合があります。
ディーラーでの購入が向いている人は、下記項目の通りです。
状態の良い車をお探しの方
ディーラーで取り扱っている中古車は、認定中古車と一般に呼ばれています。認定中古車とは、車メーカー系列のディーラーが点検整備を実施し、保証付きで販売する中古車の事です。
認定中古車として認定されるためには、ディーラー独自の厳しい基準での品質チェック・厳正な車両検査がなされます。そのため、状態が良い車のみが並べられていることが一般的です。
もちろん中古車販売店にも状態が良い車は豊富にありますが、販売店による当たりはずれがないという点では、ディーラーが安心と言えます。
購入するメーカーが決まっている方
購入するメーカーを特定している方は、ディーラーでの購入が向いています。前述したように、ディーラーでは系列メーカーの車両状態を詳しく把握していることが特徴です。純正部品によるメンテナンスを行っています。
車は使用していると、不具合が出てくることは避けられません。メーカー車種に詳しいディーラーでは不具合の原因を突き止めやすく、修理しやすいことが実情です。特定メーカーを決めているのであれば、ディーラーの認定中古車を検討してみましょう。
購入後のサポートの充実を求めている方
ディーラーの認定中古車は、手厚い保証と充実したサポート付帯が特典です。メーカー・ディーラーごとに若干の違いはあるものの、走行無制限で1年や2年といった保証もあります。同じメーカー系列のディーラーに行けば、全国でどこででも保証を受けられるといったサービスも魅力です。
販売店で中古車を購入する際に注意するポイント
どこで購入するにしても、デメリットは必ずあります。デメリットをきちんと把握したうえで、問題がなければ購入を検討してみましょう。まずは、販売店での購入に関して注意するポイントを解説します。
車によって状態の違いが大きい
販売店のメリットとして、種類が多く価格帯の幅が広いことがあります。しかし、そのため車の状態も非常に幅があることはデメリットと言えるかもしれません。
前オーナーのメンテナンス頻度により、車の状態は1台ずつ異なります。ある程度の品質チェックや整備は行いますが、走行にさほど問題がなければ現状のまま販売されていることが一般的です。購入者側が車の状態に関してチェックを行う必要がある場合があります。
販売店によってはきちんと整備した車両のみを販売している店舗もあるため、一概には言えません。販売店ごとに、どのような状態の車を販売しているのかの差があることが現状です。
価格の相場は事前に確認が必要
中古車の特徴として、車の状態が個々で異なるため、価格相場が分かりにくいことが挙げられます。販売店によっては相場より高値で販売していることがあるため、事前に購入希望車両の相場価格をチェックしておきましょう。
相場価格は、インターネットの中古車販売サイトなどで簡単に検索できます。その際、車種だけでなくグレード、年式、走行距離、ボディカラー、オプション、車検の有無など、細かい条件もきちんと確認することが必要です。
ディーラーで中古車を購入する際に注意するポイント
ディーラーで中古車を購入する際にも、デメリットがあります。価格帯・車両状態・保証内容など、車の購入に関して求めるものは人によってさまざまです。自分が何を重視したいのかをよく考慮しましょう。
車体価格が販売店に比べて高い
良質な中古車を販売しているイメージが強いディーラーですが、その分価格設定が高めであることを念頭に置きましょう。厳正な品質チェックや純正パーツによる修理など、コストアップにつながる要因がたくさんあるためです。
また、中古車があまりにも低価格であると、新車の売り上げに響くとも言われています。そのため、中古車価格はあまり値下がりしない傾向にあることを思いに留めておきましょう。
車種やメーカーの選択肢が狭い
ディーラーは、各車メーカー系列販売というシステムです。そのため、自社が取り扱うメーカー以外の車は基本的に扱っていません。加えて、新車販売がディーラーの本業であり、積極的に中古車を販売しているわけではないため選択肢が少ないことが現状です。
中古車を販売店やディーラーで購入する流れ
販売店・ディーラーのいずれで購入するとしても、中古車購入の流れは基本的に同じです。下記項目で、一般的な流れを解説します。見積もりや契約方法の詳細については、選んだ購入先で異なるためその都度確認しましょう。
予算によって車種候補を選ぶ
まず予算を決める必要があります。予算を考える際には、車を維持するために毎月必要な費用を取り分けたうえで検討をしましょう。
次に、どのタイプの車種にするかなど車種候補を決めます。長距離や高速道路を運転する機会が多いか、または街中の狭い道路を走る機会が多いかなど、ライフスタイルに合わせた用途を考慮することが必要です。
インターネットや店舗を利用して車を探す
予算や車種候補を決めたら、次にインターネットや店舗を利用して具体的に車を探します。例えば、ネクステージサイトの「全国中古車一覧」ページでは、価格帯のみの条件検索でも簡単に探すことが可能です。ボディタイプが決まれば、その条件を追加して検索してみましょう。
後ほど詳しくご紹介しますが、表示されている車体価格以外にも諸経費がかかることを覚えておくことが必要です。諸経費は、車両本体価格の10~20％程が目安と言われています。予算の80~90％％ほどで販売されている車体価格の車種を選びましょう。
見積書を取って支払方法を決める
購入希望車を絞り販売店またはディーラーを決めたら、実際の支払総額がいくらになるか見積を依頼します。提示された見積書は、各項目をきちんと確認することが必要です。不明な点については必ず質問しておきましょう。
見積書に納得して購入することを決意した後は、支払方法を決めます。通常、選択できる支払方法は、現金一括支払いやローン支払いです。ローンにもいくつか種類があるため、担当者の説明をよく聞きこの点でも不明であいまいな点がないようにしましょう。
契約から納車まで
支払方法まで決定したなら、売買契約を結びます。契約のために必要書類を準備することが必要です。必要書類の中には普段見慣れない書類もあり、役所で申請が必要な書類もあります。不備がないよう、書類の準備をする時間を取り分けておくことが必要です。
大抵の場合、スムーズにいけば契約から納車までは1~2週間とされています。その間に業者による車両チェックや、陸運局での移転登録などが行われるといった手順です。車検の有無によって、期間が変更になる場合があります。販売店またはディーラーから連絡があるまでしばらく待ちましょう。
中古車の購入価格を抑えるなら販売店がおすすめ
販売店・ディーラーのどちらで購入するにしても、メリットとデメリットがあります。購入価格を安く抑えたいと思うのであれば、低価格帯の車を豊富に在庫している中古車販売店がおすすめです。車体価格以外にも諸経費がかかることを考えて予算を組みましょう。
他にも、購入価格を抑えるために注意できるポイントがあります。車選びの際に参考にしてください。
中古車の購入は車体価格以外にも諸経費がかかる
中古車購入時にかかる諸経費には、法定費用と代行手数料があります。どこで購入するとしても必ず支払う必要がある法定費用とは、自動車税（種別割）、自動車重量税、環境性能割、自賠責保険料、リサイクル料金などです。加えて、移転登録の際に必要な登録申請手数料も必要になります。
手続きを業者に依頼する場合には、各種代行手数料が加算されることを覚えておきましょう。整備費用や納車費用が発生する場合もあります。見積書には、各項目とその費用の明細が記載されていることが一般的です。必要な項目に消費税が加算された金額が、最終的な支払総額になります。
状態の良い新古車やレンタカー落ちからも選べる
低価格の車は、故障やトラブルが心配になるかもしれません。その場合は、新古車（登録済未使用車）またはレンタカー落ち車を選ぶことができます。新古車とは、登録してはいるものの公道を走っていない、新車同然のコンディションを保っている車です。
レンタカー落ち車とは、文字通りレンタカーとして使用されていた必要オプション搭載車で、メンテナンスがしっかりしていて状態が良いという特徴があります。
どちらの車も状態が非常に良く、価格がリーズナブルであるために人気が高いジャンルです。
価格が下がる時期を選べばさらにお得
中古車市場は新車とは異なり、相場価格が一定ではありません。消費者のニーズに合わせて、価格が上下することを覚えておきましょう。例えば、車メーカー・ディーラーの決算期として設定されている場合が多い3月・9月は、決算セールが行われる場合が多くあります。
社会情勢やモデルチェンジといった、さまざまな要因によって価格が下がるタイミングがあることも中古車市場ならではの特徴です。
中古車の購入は高品質で在庫も豊富なネクステージへ！
中古車販売店で購入するメリットはたくさんありますが、在庫が豊富な販売店であれば選択肢が広がり好みの車を見つけられるでしょう。高品質な車を豊富に在庫しているネクステージでは、故障につながりかねない粗悪な車両を一切販売していません。
第三者機関（AIS・JAAA）による品質鑑定、またはAIS検定に合格したライセンス取得スタッフによる厳正なチェックを実施していることは、ネクステージの信頼の証です。購入いただいた車には無料保証を付帯しており、有料の充実保証もお選びいただけます。安心してご検討ください。
まとめ
車は高いお買い物のため、できるだけ後悔しないように関係する事柄を比較検討してみましょう。どの車を買うかだけでなく、どこで購入するかの選択も大切です。どこで購入するにしても、メリットとデメリットがあることを覚えておきましょう。
ライフプランや用途に合わせて賢い車選びをするためには、詳しい人に相談することも方法のひとつです。実績があるネクステージには、車に関する知識や経験が豊富な専門スタッフが多数在籍しております。中古車購入までの流れについても親切丁寧にご説明しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
