ジムニーの寿命は走行距離で決まる?中古車を選ぶときのポイントも分かる
ジムニーは、誕生から50年以上経過する歴史のある車です。オフローダーとしての耐久性も魅力のあるジムニーは、走行距離によって寿命の目安が分かるのでしょうか。この記事では、中古車を検討する際の走行距離や年式を選ぶときの参考として、ジムニーの走行距離が寿命の目安となるのかを紹介します。
これから中古のジムニーを探す方に向けて、走行距離以外にチェックしておきたいポイントも紹介しますので、参考にしてください。
※目次※
・ジムニーは一般的な車と寿命の考え方は同じ。部品交換次第で寿命の目安よりも走行距離を延ばせる。
・ジムニーの中古車を探す際には、走行距離以外にも部品の状態をチェックすることが大切。
・中古車のジムニーを探すなら、こだわりの品質で取りそろえた豊富な在庫があるネクステージがおすすめ。
ジムニーの走行距離による寿命はどのくらい?
ジムニーは、どのくらいの走行距離が寿命の目安なのでしょうか。ここでは、ジムニーを含めた車の寿命を紹介します。一般的に、車の寿命は10年・10万kmとされてきました。その目安が必ずしも当てはまらない理由も紹介します。
一般的な車の寿命
一般的に車の寿命の目安は、走行距離10万km、もしくは初年度登録から10年といわれています。しかし、10万km超えや10年経過した時点で走行できなくなるわけではありません。
ジムニーを含め、10万km以上・10年以上経過しても公道を走行し続けている車は存在します。そのため「走行距離10万kmもしくは初年度登録から10年」は良い状態を保てる目安と捉えましょう。
ジムニーを含め、車の寿命はメンテナンス次第
車には寿命の目安があるものの、メンテナンス次第でいつまで乗れるかが変わります。車の部品は走行距離に関係なく、時間の経過とともに劣化していくものがあるのも特徴です。
問題なく走行できる距離は部品によって異なります。劣化した部品をしっかりと交換し続けていけば、走行距離が10万kmを超えてもさらに乗り続けられるでしょう。
ジムニーの寿命の限界は走行距離で決まる?
一般的に、走行距離は寿命の目安として考えられていますが、明確に「このタイミングで走れなくなる」と決まっているわけではありません。走行距離と寿命の目安になる理由のひとつには、フレーム自体の劣化や交換パーツの消耗度合いが関係しています。
ジムニーは、他の車のようにモノコック構造ではなくラダーフレーム構造を採用していることや、部品供給に違いがあることから長く乗り続けられる可能性が高まります。
ボディやフレーム次第
ジムニーは、ラダーフレーム構造が採用されています。ラダーフレーム構造は、ボディーにダメージが入ってもフレームに問題がなければ走行できる耐久性が魅力です。
ラダーフレーム構造であっても長く乗り続ければ、ボディーやフレームの劣化が進み、さびが発生するリスクも高まります。年数や走行距離が長くなるほど、ボディーやフレームにダメージが蓄積されていることを理解しておきましょう。
部品の供給次第
交換できる部品から寿命を考えるのであれば、部品の供給終了までが目安とも考えられます。消耗品や部品は、メーカー側で確保していますが、半永久的にあるわけではありません。
一般的に部品の製造が終了すれば寿命に至るまで待つしかありませんが、ジムニーの場合は社外品やカスタムパーツを活用する方法もあります。他の車に比べれば、豊富な交換部品により、長い走行距離を期待できるでしょう。
ジムニーの走行距離の見方は?
現行ジムニーの場合、マルチインフォメーションディスプレイで走行距離を確認できます。
マルチインフォメーションディスプレイとは、スピードメーターとタコメーター(エンジン回転計)の間にある液晶です。マルチインフォメーションディスプレイでは、走行距離以外に走行時間や航続可能距離、平均燃費などさまざまな情報を確認できます。
歴代ジムニーの特徴
ジムニーの現行モデルは2018年に登場した4代目です。そのため、寿命を意識しながら中古車を選ぶ際は、初代から3代目までのモデルが候補となるのではないでしょうか。
初代モデルの誕生は、1970年までさかのぼります。初代モデル誕生から50年以上経過するジムニーは、どのような進化を遂げてきたのでしょうか。先代のジムニーを、旧型(初代・2代目)と3代目モデルに分けて紹介します。
初代・2代目ジムニーの特徴
初代と2代目ジムニーに共通している特徴は、無骨なデザインです。初代モデルのフロントフェンダーは、ボンネットから独立して大きくはみ出しており、存在感があります。当初は空冷式エンジンを採用していましたが、マイナーチェンジを機に水冷式へと変更されました。
1981年に2代目が誕生します。2代目からは軽自動車規格の拡大に伴い、バンパーの大型化や、1,000cc・1,300ccなどのエンジンの追加が行われました。
PR根強い人気の2代目ジムニー
※価格は支払総額
3代目ジムニーの特徴
3代目ジムニーが誕生したのは、1998年です。先代モデルのような無骨なデザインとは異なり、3代目は丸みのあるボディやフロントグリルと一体型のボンネットが採用され、モダンな印象を与えてくれます。
リジットアクスル式サスペンションは3代目になっても引き継がれ、高いオフロード走破性は変わっていません。リーフスプリングからコイルスプリングに変更されたことから、乗り心地も兼ね備えたモデルです。
ジムニーの中古車を選ぶときのポイント
ジムニーの購入を検討している方の中には、中古車を視野に入れている方もいるのではないでしょうか。ジムニーは中古車市場でも人気の高い車種で、多くの台数が流通しています。直感だけで中古車選びをすれば、購入後に後悔することもあるかもしれません。
ここでは、ジムニーの中古車を選ぶ際のポイントを4つ紹介しますので、参考にしてください。
部品の劣化の程度をチェックする
ジムニーに限った話ではありませんが、中古車を選ぶ際には各部品の劣化具合をチェックしましょう。部品の劣化具合が進むにつれ、トラブルが発生するリスクが上がるためです。
新車登録から10年・10万kmに近づくほど、劣化が進んでいながら交換していない部品がある可能性も高くなります。前のオーナーがどのようなメンテナンスをしていたのか、必ずチェックしましょう。補機ベルトやブレーキフルードなど、定期交換部品が交換されてきたかどうかも確認することをおすすめします。
駆動系パーツの状態をチェックする
中古車の場合、前オーナーがオフロード走行を目的に所有していた可能性があることも考慮しましょう。頻繁にオフロードを走行していたジムニーは、駆動系にダメージが入っているケースもあります。
オフロード走行車かどうかを判断する際には、燃料タンクのへこみやトランスファーの傷の有無を確認しましょう。現物を確認した上で、販売業者にオフロード走行の履歴を聞いておくことをおすすめします。
カスタム車は安易に選ばない
ジムニーは、パーツ専門店があるほどカスタマイズ性が高く、中古車市場でもカスタム済みの車が多く流通しています。
カスタマイズされた中古車を購入する際には、十分な知識と技術の下で行われたかが重要です。カスタマイズ済みであれば、改めてカスタムパーツを購入する必要もなく楽に感じるかもしれません。知識や技術が不十分でありながらカスタマイズされていた場合、車検に通らなかったり、走行に影響が出たりする場合があります。
例えば、リフトアップで車高を上げているのであれば、アライメント補正が行われているか確認しましょう。
年式別の中古車相場を把握する
中古車を探す際には、年式ごとの相場チェックも大切です。ジムニーは、低年式の中古車でも高値が付けられる特徴があります。年式相当の状態の中古車を購入しないためにも、あらかじめ相場を把握しておきましょう。
年式ごとの中古車相場の一例を紹介します。例えば、2010年式は約87万円~97万円です。2014年式は約116万円~144万円で流通しています。現行の4代目モデルは、約159万円~260万円です。
(2023年3月時点の情報です)
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
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まとめ
一般的に走行距離が10万kmを超える、もしくは新車登録から10年経過すると寿命といわれていますが、メンテナンス次第で車の状態は異なります。ジムニーの中古車を探す際には、部品の劣化具合や下回りの傷・へこみを入念にチェックしましょう。
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この記事の執筆者
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。