ルーミーの安全性能とは？搭載しているスマートアシストの主な機能も紹介
ルーミーは、広い室内空間のコンパクトカーが欲しいという声に対応すべく開発された、新しいタイプのトール型ワゴンのコンパクトカーです。子育て世代のような多人数でのドライブや荷物が多い方のニーズにフィットしています。
走行性能にも優れているルーミーには、どのような安全性能が搭載されているのでしょうか。この記事では、搭載されている安全装備「スマートアシスト」の主な機能を具体的に紹介します。安心・安全に役立つ車選びのポイントを押さえておきましょう。
※目次※
・ミニバンの魅力を詰め込んだトヨタ ルーミーは「1LD-CAR」がコンセプトの新タイプトール型コンパクトカー
・ルーミーに搭載している安全装備「スマートアシスト」は、視界・予防安全・衝突安全の機能が充実している
・ネクステージなら、ルーミーをはじめ充実した安全装備搭載の中古車が多彩にそろう！
ミニバンをコンパクトにしたトヨタ「ルーミー」
2016年11月に登場したトヨタ ルーミーは、コンパクトカーに対する従来の概念を打ち砕き、ミニバンの魅力を詰め込んだ新しいタイプの車として注目を浴びました。
重厚感のあるフロントマスクや機能性に優れた内装が魅力です。ファミリーカーとしても人気が高いルーミーとはどのような車でしょうか。まずは概観してみましょう。
1LD-CARをコンセプトとしたルーミー
時代のニーズを察知したトヨタが満を持して発表したルーミーは、コンパクトカーながらも広々とした室内空間やワンタッチオープン機能付パワースライドドア採用など魅力にあふれています。
コンセプトは、広々とした空間を表すLiving＋余裕のある走りを表すDrivingがもとになっている造語「1LD-CAR（ワン・エル・ディー・カー）」です。品格とつややかさを表現するための工夫やこだわりが詰まっています。
ベースモデルとカスタムがある
ルーミーのベースモデルのエクステリアは、厚みを持たせ存在感あるヘッドランプとグリルが特徴です。一方、上級モデル カスタムのフェイスデザインは、専用バンパーやメッキ加飾が大きく異なります。
インテリアの基本構造は両モデルで似ているものの、カスタムはブラック基調にブルーとシルバーの差し色がクールでスタイリッシュです。本革のステアリングホイール・シフトレバーが高級感を醸し出します。シートはカスタム専用です。
ルーミーの安全性能とは？
ファミリーカーとしても活躍しているルーミーは「みんなを守ってくれるお部屋」を目指し開発されました。
2016年デビューモデルには、5つの機能を含んだ衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」が搭載されています。一部仕様変更した2022年9月発売モデルには、さらに進化を遂げた予防安全機能スマートアシストが全車標準搭載です。
セーフティ・サポートカーSワイド認定の自動車
ルーミーは、交通事故防止対策の一環として政府が普及・啓発しているセーフティ・サポートカーSワイド認定車です。サポートカーSは、衝突被害軽減ブレーキ機能の度合いに応じて3つに区分けされています。
ルーミーが認定された「ワイド」とは、対歩行者の衝突被害軽減ブレーキ・ペダル踏み間違い急発進抑制装置・車線逸脱警報・先進ライトを搭載している最上級ランクです。
ただし、2021年11月29日をもってサポカー補助金の申請受付は終了しているためご注意ください。
心強い運転のサポートと万が一に備えた設計
ルーミーの安全装備は、予防安全のスマートアシストだけではありません。視界面や衝突安全面での機能も充実しています。
車内をさらに安心できる空間にするために、6つのエアバックシステム・歩行者障害軽減ボディ・衝突安全ボディ採用です。万が一の際に、被害を可能な限り軽減するためにさまざまな工夫が施されています。
他にも、電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド・ヒルスタートアシストコントロールなどの運転支援機能も搭載されています。
ルーミーの安全装備「スマートアシスト」の主な機能
ルーミーに搭載されているスマートアシストとは、うっかりミスやペダルの踏み間違いなどを防止し、ドライバーをアシストする衝突回避支援システム・予防安全装備です。
運転が苦手な方でも安心して運転するのに役立ちます。では、具体的にどのような機能が含まれるのでしょうか。ひとつずつ調べてみましょう。
衝突警報機能／衝突回避支援ブレーキ機能
走行中に、前方の歩行者・自転車・バイク・自動車などを搭載ステレオカメラが検知し、衝突の可能性がある場合にブザー音およびディスプレイ表示で警告してくれる機能です。
衝突の危険が高まったと認識した場合、最初に弱い事前ブレーキがかかります。その間にドライバーがブレーキペダルを踏み込んだ場合、ブレーキアシストが作動し制動力が増す仕組みです。
衝突の危険がさらに高まったと判断した場合は、自動緊急ブレーキがかかります。昼夜対応です。
ブレーキ制御付誤発進抑制機能／コーナーセンサー
スピードが約10km/hで走行中に、前方であれば約4m以内・後方であれば約2m~3m先に壁などの障害物をステレオカメラもしくはソナーセンサーが検知した場合に作動する機能です。
障害物があるにもかかわらず、間違ったシフトポジションのまま必要以上にアクセルペダルを踏んでしまった場合、エンジン出力が抑制されます。ブザー音とディスプレイ表示で警告し、それでも改善されないときは自動ブレーキ制御が作動する仕組みです。
車体前後に2つずつ装備したコーナーセンサーは、障害物までの距離に応じてディスプレイ表示と警告音を変えてお知らせしてくれます。駐車時に便利です。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちや渋滞時など、待ち時間がある程度長い場合、同乗者との会話が弾んだりうっかりよそ見をしてしまっていたりした経験はないでしょうか。
先行車が発進したことに気付かないで一定時間経過した場合、ブザー音とディスプレイ表示でお知らせしてくれます。後ろの車に迷惑をかけることなく、スムーズに発信できるため便利です。
車線逸脱警報機能／ふらつき警報
スピード約60km/L以上で走行中、車が車線から逸脱しそうになると速やかにステレオカメラが検知し、警告音とディスプレイ表示でお知らせしてくれる機能です。
また、ロングドライブ中の居眠りなどによりふらつきを検知した場合も警告してくれます。ただし、わき見運転やぼんやり運転などを防止するための機能ではありません。あくまでも万が一の危険に備える機能です。
標識認識機能
搭載しているステレオカメラが「進入禁止」「最高速度」「一時停止」の標識を自動で検知し、ディスプレイ表示でお知らせする機能です。
狭い住宅地や高速道路走行時など、うっかり標識を見落としてしまったり、よそ見をしてしまったりした場合に役立ちます。Xグレード以外で標準装備です。ディスプレイオーディオパッケージを選択したXグレードには装着されます。
パノラミックビューモニター
車両の前後・左右には、4つのカメラが搭載されています。カメラに映し出されたモニターにより、まるで自分が運転する車を真上から見ているような映像を見ることが可能です。
路地から広い道へ合流する際や車庫入れ・縦列駐車・幅寄せする際に、運転席からは死角となっている部分の状況を確かめるのに役立ちます。X以外のグレードで、メーカーオプション設定です。
全車速追従機能付ACC
車速をあらかじめ設定しておくことにより、先行車の様子を検知しつつ、一定の距離を保持して走行できる機能です。
先行車の停止・発進に合わせて、ブレーキやアクセル操作を支援してくれます。渋滞時や高速道路走行時などに役立ち、運転ストレスやわずらわしさを軽減してくれる便利な機能です。カスタムに標準装備されています。
オートハイビーム／ADB／サイドビューランプ
夜間での視認性を高めるのに役立つ機能です。ADB（アダプティブドライビングビーム）およびサイドビューランプは、カスタム専用装備となっています。
ADBは、暗い夜道をハイビームで走行中、対向車を検知したら自動で部分的に遮光してくれる機能です。サイドビューランプは、暗い交差点や駐車場などで、歩行者や障害物を見落とさないよう視認性を確保してくれます。
安全性能が充実したルーミーはいくらで買える？
ドライバー自身はもちろん、家族や友人などの同乗者も安心してドライブを楽しむためには、充実した安全装備を搭載しているルーミーのような車がおすすめです。
ルーミーの購入を検討している場合、価格面も気になるポイントでしょう。ここからは、ルーミーの新車価格および中古車相場を紹介します。なお、中古車相場は、2023年8月時点のネクステージにおける相場価格です。
（参考：『ルーミー（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ルーミーの新車価格
コンパクトカーのルーミーは、走行性能・快適装備・安全装備など、全体的にバランスが取れた車です。ベースモデルのエントリーグレードであれば、購入総額が200万円ほどで抑えられます。
カスタムは、専用内外装デザインやカスタムのみ設定されている安全装備などのため、高めの価格設定です。
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ベースモデル |
156万6,500円~192万9,500円 |
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カスタム |
192万4,000円~210万円 |
ルーミーの中古車相場
デビュー以来人気が高く、新車販売台数が好調なルーミーは、中古車市場へも数多く流通しています。2020年に実施されたマイナーチェンジ後のモデルは、まだ高値の相場価格です。
登場直後のモデルにもスマートアシストⅡが搭載されており、安全装備に問題ありません。少しでも安く購入したい場合は、ベースモデルの初期型がおすすめです。ベースモデルのG-Tグレードは、入れ替わりが早く在庫も少ない傾向です。
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ベースモデル |
82万7,000円~159万9,000円 |
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カスタム |
89万9,000円~215万7,000円 |
ネクステージで安全装備が充実した中古車を探してみよう
充実した安全装備が搭載されているルーミーは、ボディカラーラインアップが豊富なことでも人気があります。中古車では、生産終了したボディカラーのルーミーも選択肢に入れることが可能です。
中古車購入の際は、良質な車を豊富に取り扱っているネクステージがおすすめです。ネクステージでは、中古車の品質に徹底してこだわっており、修復歴車など故障やトラブルの起こる可能性が高い車は取り扱っていません。誰もが安心して車選びができる環境を実現しています。
車種や装備にこだわった中古車を探せる
全国に200以上店舗を構えている大手中古車販売店のネクステージでは、幅広いジャンルの車をグレード・カラーのバリエーション豊かに取りそろえています。
ネクステージ公式サイトのWeb検索ページでは、詳細条件を絞った検索が可能です。例えば「こだわりの装備で絞り込む」タブを押すと、必要な安全装備を選んで検索できます。気になる車のお取り寄せにも対応可能です。お気軽にお問い合わせください。
購入後に付帯される保証が充実している
中古車の車両状態は一律ではありません。ネクステージでは、粗悪な車両は一切取り扱っていないとはいえ、故障やトラブルが絶対に生じないとはいえないことを念頭に置き、無料保証を付帯させています。国産車は3か月以内、かつ3,000km以内の保証が無料です。
他にも、充実内容のメンテナンスパックや10年保証などの有料保証も用意しています。車両や目的に合わせた保証を利用可能です。詳しくは、スタッフにご相談ください。
まとめ
安心してカーライフを楽しめるよう、車を購入する際は搭載されている安全装備内容をチェックしましょう。運転時に感じるストレスや疲れ具合を把握しておけば、どのような安全装備が自分に必要かが分かります。
ルーミーは、安心感で満たされる居心地の良い空間を目指して開発されました。充実した安全装備も魅力のひとつです。ぜひ、豊富な在庫車数を誇るネクステージで自分好みのモデルをお探しください。
【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
